「終末期の介護」についてのスキルアップテストです。
そもそも終末期とは?
終末期とは、現代の医療技術でも回復の見込みがなく、数週間から数ヶ月のうちに死が訪れると予想されてから、亡くなるまでの期間のことを言い、「ターミナル期」とも言います。
終末期の介護については
【終末期の介護】
(ターミナルケア)~死を目の前に無神経にならないために~
をご参考ください。
中項目
- 終末期における介護の意義と目的
- 終末期における利用者のアセスメント
- 医療との連携
- 終末期における介護
- 臨終時の介護
- グリーフケア
「・・・」にはいる言葉を答えてください。
最初はわからなくて当然です。
「?」のまま読み流しても大丈夫ですよ。
記事の最後には答えられますから。

スキルアップテストに挑戦
1. 終末期にある人を対象として行われるケアのことを「・・・・・・・」という。
2. 利用者の価値観を尊重しながら、最後まで充実した生を全うできるよう、「・・・・」を中心とした援助を行うことをホスピスケアという。
3. 終末期を迎えた利用者に対する「・・・」な援助を行う為、ターミナルケアでは、さまざまな分野の専門家が1つのチームを組んで対応する。
4. 霊的な痛みに対しては、何かをするということよりも、「・・・」な態度でそばにいることが重要となる。
5. 危篤状態にある利用者が義歯を装着している場合は「・・」予防の為、外しておく。
6. 遺体への対応は、家族や親しい人との別れの時間のあと、「・・・・」が始まる前に看護師や、介護士などが行う。
7. 「・・・・・・」では、遺族が個人に対して最善のケアを行ったという肯定感が持てるように援助する。
解答

- ターミナルケア(エンドオブライフケア)
- 緩和ケア
- 全人的
- 共感的
- 窒息
- 死後硬直
- グリーフケア
解説
①ターミナルケア(エンドオブライフケア)
ターミナルケアとは、終末期にある人を対象として行われるケアのこと。
「人生の最期までその方らしく、充実した生活を送っていただく。
できる限り苦痛を和らげ、穏やかな気持ちで最期を迎えられる。」
ことが私たちがすべき支援のあり方だと思います。
在宅でのターミナルケアは、利用者が家族とともに安楽に過ごすことを目標とし、複雑な医療処置を行わないことを原則としています。
②緩和ケア
緩和ケアとは
生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して
疾患の早期より痛み、
身体的問題、
心理社会的問題、
スピリチュアルな問題
に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように
予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフを
改善するためのアプローチである。
とWHO(世界保健機構)では定義されています。
③全人的
全人的とは、人を、身体や精神などの一側面からのみではなく、人格や社会的立場なども含めた総合的な観点のこと。
④共感的理解
共感的理解とは、相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちになって共感し、理解すること。
終末期に限らず、介護現場におけるコミュニケーション技術として重要です。
⑤霊的な痛み(スピリチュアル・ペイン)
霊的な痛みとは、スピリチュアル・ペインともいい、「亡くなる前に感じる」人生の意味や死への恐れなど、「魂の痛み」のこと。
我々で、これを感じる事、体験することはほとんどできません。
想像の範囲を超えませんが、相当な恐怖があることはわかります。
⑥死後硬直
死後硬直とは、死体の筋肉が硬化する現象のこと。
20℃前後では通常、死後2~3時間程度経過してから始まり、死後12時間ほどで全身に及ぶ。
⑦グリーフケア
グリーフケアとは、身近な人との死別を体験した家族に対し
悲嘆「グリーフ」から立ち直っていく過程を、精神的にサポート「ケア」すること
遺族が個人に対して最善のケアを行ったという肯定感が持てるように援助する必要がある。
スキルアップテスト②
つぎの中から、正しいものを1つ選んでください。
1. 医療的ケアの必要があって入院している場合、利用者が自宅で看取られることを希望しても、退院に向けた準備はしない。
2. 近年では、施設における看取りの要望が高まっているにも関わらず、施設で看取りを実施する体制を評価する制度はない。
3. 自宅で終末期を過ごす場合、主治医、または往診医がいることが望ましい。
4. 容態の急変により、予測されない死に遭遇した場合は、介護者が利用者の死亡を確認する。
解答・解説

1. 医療的ケアの必要があって入院している場合でも、利用者が自宅で看取られることを希望した場合には、退院に向けた準備を進めていくので、×。
2. 2006年度(平成18年度)の介護報酬等の改定において、看取り介護加算が新設されており、施設における重度化や、看取りに向けた体制の強化が図られているので、×
3. は設問のとおりなので、〇。
4. 介護者自身で勝手な判断はせず、直ちに医療職へ報告するべきなので、×。
よって解答は、3
看取り介護加算
- 医師による回復の見込がないことの判断
- 24時間の連絡体制など、医療連携体制が確保されている
- 利用者又は家族との同意の下、看取り介護計画が作成されている
などの一定の要件を満たした場合に算定できます。
記事の最後に
記事の最後にもう一度、スキルアップテストに挑戦してみましょう。
スキルアップテスト①
1. 終末期にある人を対象として行われるケアのことを「・・・・・・・」という。
2. 利用者の価値観を尊重しながら、最後まで充実した生を全うできるよう、「・・・・」を中心とした援助を行うことをホスピスケアという。
3. 終末期を迎えた利用者に対する「・・・」な援助を行う為、ターミナルケアでは、さまざまな分野の専門家が1つのチームを組んで対応する。
4. 霊的な痛みに対しては、何かをするということよりも、「・・・」な態度でそばにいることが重要となる。
5. 危篤状態にある利用者が義歯を装着している場合は「・・」予防の為、外しておく。
6. 遺体への対応は、家族や親しい人との別れの時間のあと、「・・・・」が始まる前に看護師や、介護士などが行う。
7. 「・・・・・・」では、遺族が個人に対して最善のケアを行ったという肯定感が持てるように援助する。
スキルアップテスト②
つぎの中から、正しいものを1つ選んでください。
1. 医療的ケアの必要があって入院している場合、利用者が自宅で看取られることを希望しても、退院に向けた準備はしない。
2. 近年では、施設における看取りの要望が高まっているにも関わらず、施設で看取りを実施する体制を評価する制度はない。
3. 自宅で終末期を過ごす場合、主治医、または往診医がいることが望ましい。
4. 容態の急変により、予測されない死に遭遇した場合は、介護者が利用者の死亡を確認する。
解答は上に戻って、再度確認してください。
何度も繰り返すことで、覚えられます。
また、お看取り間近の利用者様がいらっしゃる場合の、心がまえのヒントにもなります。
自分は何をするべきか?
自分には何ができるか?
その方が何を望んでいるのか?
ご家族様は何を望んでいるのか?
よっぽど、常識はずれなことをしない限り、正解も不正解もないと思いますが、あえていうのであれば、ご本人様がどう思って、何を望まれているのか?が正解と言えるのではないでしょうか?
いずれにしても、 しっかり向き合い、自分で考えることが重要です。
みなさん、お疲れ様でした。
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