介護福祉士国家試験対策  【発達の定義・発達段階・発達課題】「発達と老化の理解」①スキルアップテスト

「発達の定義・発達段階・発達課題」についてのスキルアップテストです。

スキルアップテストは単純に、過去問題の解説をしていきません。
介護福祉士として、さらに知識を深めていただければと思います。

「・・・」にはいる言葉を答えてください。
最初はわからなくて当然です。
「?」のまま読み流しても大丈夫ですよ。
記事の最後には答えられますから。

発達と老化の理解【発達段階と発達課題】

スキルアップテスト①

  1.  乳児期では、「・・・・・・・」により親子の結びつきを強め、親子関係の基礎ができていく。
  2.  「・・」期では、細かい動作の器用さ、正確さ、速さなどが著しい発達をする。
  3. ピアジェは、人間の発達を感覚運動期、「・・・・」具体的操作期、形式的操作期の4つに区分している。
  4. フロイトの発達段階において、4~6歳くらいまでを「・・・・・」期といっている。
  5. エリクソンの発達段階では、各段階において、達成することが求められる「・・・・」が示されている。
  6. 相互作用説を代表するものに、環境は閾値要因としてはたらくとされるジェンセンの「・・・・・」がある。
  7. 「・・・・」とは、鳥などが孵化直後に目にした、動くものを親だと覚えこんでついていき、一生愛着を示す現象。

解答

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は Commentary.jpg です
  1.  アタッチメント(愛着)
  2.  児童
  3.  前操作期
  4.  エディプス(男根)
  5.  発達課題
  6.  環境閾値説
  7.  刷り込み(刻印付け)

解説

ポイント①
アタッチメント

発達段階 乳児期

アタッチメント(愛着)とは、子どもと育児する側との間に形成される母子関係を中心とした情緒的な結びつきのこと。

乳児期
≪0~1歳≫

・母親との一体感や安心感、信頼感を経験
・他人との人間関係を築いていくための基礎になる。
・この時期に基本的信頼感が十分にはぐくまれないと、他人に対する不信感が募っていく

ポイント②
児童期(学齢期、学童期)

老化と発達の理解 児童期

・児童期の運動の多くが、反射運動。

・学校などで勉強する中で、目標を達成したり、周りに認められたりすることで、
自己の有能感や自尊心が育っていきます。

・読み書きや、基礎的な学習ができる
・同年代の仲間とうまく付き合える、仲良くできる

ポイント③
ピアジェの発達段階

老化と発達の理解「ピアジェの4つの発達段階」
ピアジェの4つの発達段階説

前操作期

  • 2~7歳…幼稚園、保育園くらいから小学校2年くらい。
  • 2歳以降になると、急速に言語を獲得するが、論理的な思考ができず、 見かけにとらわれやすい 。
  • 言葉遊びや、ごっこ遊びをするようになる。
    (抽象的思考)

ポイント④
エディプス期

フロイトの発達段階において、異性への関心が芽生え、異性の親へ関心を、同性の親へ憎しみを覚える時期。

子供は自分の器官の性器としての役割を知り、男女の性的違いに気づいていく。

ポイント⑤
エリクソンの発達段階

老化と発達の理解「エリクソンの発達段階と発達課題」
エリクソンの8つの発達段階説についてのかんたんにまとめています。

発達課題とは、各段階において、達成が求められること。

発達段階年齢発達課題
乳児期0~1歳信頼
早期乳幼児1~3歳自律
遊戯期3~6歳自発
学齢期(児童期)7~12歳勤勉
青年期(思春期)12~20歳同一
初期成人性20~30歳親密
成人期30~60歳生殖
成熟期60歳~統合

ポイント⑥
ジェンセン

環境閾値説(かんきょういきちせつ)

環境閾値説とは、能力や、資質などの、それぞれの特性によって、環境要因を受ける程度が換わる。

ある、閾値(水準)を超えると、遺伝的要素が現れてくる。

たとえば、歌手の親を持つ子が、練習を重ね、一定の水準に達すると、力を発揮するみたいなことですかね。

ジェンセンで言うと、相互作用説もあわせて覚えておいてください。

相互作用説

具体的に覚える必要はないと思いますが、過去の試験で、誰が、どんなせつを提唱しているか?を答える問題があったので、覚えておいたほうがいいと思います。

相互作用説とは、遺伝と環境が相互に関係、影響しあって、変化を生むと言う説。

今で言うと、ワンオクのTAKAとかわかりやすいかな?

ポイント⑦
刷り込み(刻印付け、インプリント)

刷り込み インプリント

ざあぼん@はてブロ書いてますさんによる写真ACからの写真 

通常、学習により、一定の時間をかけてものを覚えるが、ほんの一瞬で覚えることができる、本能行動の一種。

スキルアップテスト②

次のうち、間違っているものを選んでください。

  1.  エリクソンの発達段階において、幼児後期の重要な対人関係の範囲は基本的家族であるとしている。
  2.  ハヴィガーストの発達課題において、結婚と家庭生活の準備は、成人前期の課題とされている。
  3.  ワトソンは発達を、学習や経験の結果としてとらえるという「学習優位説」と提唱した。

  4.  セリエは人間はストレスにさらされていると、認知・行動的なコービングを行い生理的にも、身体の内部を安定させる為の反応が現れると提唱した。

解答…2
ハヴィガーストの発達課題においては、結婚と家庭生活の準備は青年期の発達課題とされている。

スキルアップテストに再挑戦

スキルアップテスト①

  1.  乳児期では、「・・・・・・・」により親子の結びつきを強め、親子関係の基礎ができていく。
  2.  「・・」期では、細かい動作の器用さ、正確さ、速さなどが著しい発達をする。
  3. ピアジェは、人間の発達を感覚運動期、「・・・・」具体的操作期、形式的操作期の4つに区分している。
  4. フロイトの発達段階において、4~6歳くらいまでを「・・・・・」期といっている。
  5. エリクソンの発達段階では、各段階において、達成することが求められる「・・・・」が示されている。
  6. 相互作用説を代表するものに、環境は閾値要因としてはたらくとされるジェンセンの「・・・・・」がある。
  7. 「・・・・」とは、鳥などが孵化直後に目にした、動くものを親だと覚えこんでついていき、一生愛着を示す現象。

スキルアップテスト②

次のうち、間違っているものを選んでください。

  1.  エリクソンの発達段階において、幼児後期の重要な対人関係の範囲は基本的家族であるとしている。
  2.  ハヴィガーストの発達課題において、結婚と家庭生活の準備は、成人前期の課題とされている。
  3.  ワトソンは発達を、学習や経験の結果としてとらえるという「学習優位説」と提唱した。

  4.  セリエは人間はストレスにさらされていると、認知・行動的なコービングを行い生理的にも、身体の内部を安定させる為の反応が現れると提唱した。

改めて解答

スキルアップテスト①答え

  1.  乳児期では、「アタッチメント(愛着)」により親子の結びつきを強め、親子関係の基礎ができていく。
  2.  「児童」期では、細かい動作の器用さ、正確さ、速さなどが著しい発達をする。
  3. ピアジェは、人間の発達を感覚運動期、「前操作期」具体的操作期、形式的操作期の4つに区分している。
  4. フロイトの発達段階において、4~6歳くらいまでを「エディプス(男根)」期といっている。
  5. エリクソンの発達段階では、各段階において、達成することが求められる「発達課題」が示されている。
  6. 相互作用説を代表するものに、環境は閾値要因としてはたらくとされるジェンセンの「環境閾値説」がある。
  7. 「刷り込み(刻印付け、インプリント)」とは、鳥などが孵化直後に目にした、動くものを親だと覚えこんでついていき、一生愛着を示す現象。

スキルアップテスト②答え

解答…2

暗記問題はやはり、繰り返すことで頭に定着するので、しつこくやっていくしかない。

そして、期間を少しあけて、再度また、挑戦してください。期間をあけて繰り返すことも、定着には重要です。

みなさん、お疲れ様でした。
また、今度。

介護福祉士 華珠, でした。

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