【ADL・IADL】を比べて学ぶ。 介護福祉士国家試験対策かんたんまとめ。「介護の基本」

ADL・IADL
  • 領域:介護
  • 科目
    介護の基本
  • 大項目
    自立に向けた介護

【ADL・IADL】についてかんたんにまとめいていきます。
ADL、IADLの違いについてご説明します。

リハビリテーションや介護の現場では、要介護高齢者や障害者がどの程度自立しているかをはかるものさしでもあります。
ADLとIADLの違いも理解しましょう。

領域:人間と社会 科目:介護の基本で良く出る問題

  1. 福祉三法、福祉六法
  2. 介護福祉士
  3. 平均寿命
  4. 介護福祉士倫理網領

介護福祉士国家試験に挑戦

介護福祉士国家試験の過去問題から見ていきましょう。

第28回  介護福祉士国家試験

問題100 「日常生活動作(Activities of Daily Living:ADL)」に分類されるものとして、正しいものを1つ選びなさい。


1.買物

2.調理

3.洗濯

4.乗り物利用

5.入浴


(注) 「日常生活動作(Activities of Daily Living:ADL)」は、基本的ADL(Basic Activities of Daily Living:BADL)と言われることがある。

解答…5

記事の最後にもう一度のせますので、再度挑戦してください。
簡単なようで難しい。

ですが、ADLとIADLの違いを理解していれば簡単に解けます。

ADLとIADL

説明
ADL日常生活動作食事
排泄
入浴
移動
コミュニケーション
身支度
など。
IADL手段的日常生活動作買い物
洗濯
掃除
などの家事全般
金銭、服薬などの管理
交通機関の利用
電話
など。

ADL

ADL 着替え

ADLとは、日常生活動作のことで、生活に必要な基本的な行動、基本的な身体的動作をさします。

具体的には、食事、排泄、整容(身支度)、移動、入浴、コミュニケーション起居動作などのこと。

IADL

IADL 洗濯

IADL(Instrumental Activies of Daily Living)

Instrumental…手段となる、役立つ、助けになる、役に立つ、器用な

IADLとは、手段的日常生活動作のことで、ADLよりも複雑な動作をさし、家事や、趣味を含んでいます。

具体的には、買い物、洗濯、掃除などの家事全般、電話、金銭管理、服薬管理、交通機関の利用車の運転などのこと。

乗り物を使うとIADLになります

介護福祉士国家試験に再挑戦

違いは理解できましたか?では改めて、問題を解いてみましょう。
先ほどと同じ問題です。

第28回  介護福祉士国家試験

問題100 「日常生活動作(Activities of Daily Living:ADL)」に分類されるものとして、正しいものを1つ選びなさい。


1.買物

2.調理

3.洗濯

4.乗り物利用

5.入浴


(注) 「日常生活動作(Activities of Daily Living:ADL)」は、基本的ADL(Basic Activities of Daily Living:BADL)と言われることがある。

繰り返しですが、この問題はADL、IADLの違いを理解していれば簡単に解けます。

1~3は家事で、4は乗り物を利用しており、手段的なので、IADL。

5は日常生活に必要な基本動作なので、ADL。

となります。

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記事の最後に

特定施設で働いていると、ADLとIADLが一緒になってしまうなというか、あまり区別していなかったなと思うので、勉強していなければ全部ADLに見えてしまいませんか?

私はそうでした。

これを機に、ご本人様の「IADL」について少し考えてみてもいいかもしれませんね。

介護福祉士国家試験では、ADL、IADLを直接問う問題はほとんどありませんが、問題文のなかに、我が物顔で

「私のこと、知ってますよね?知らないはずないですよね?」と言わんばかりに存在されていますので、知らないといけないってことですね。

「ADL、IADL」とあわせて、QOLについても問われます。むしろ、QOLについてのほうが多いかと感じます。

また、「ICF」や、「認知症」「自立度」などと絡めての出題になるので、確実に理解しておきましょう。

ちなみに、この科目では、リハビリテーションについての理念を聞かれることがあります。
自分の思っているイメージとは違うと思いますので、頭に入れておきましょう。

リハビリテーション

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法改正の部分は正直、独自に調べるのは難しい。
解りやすく、学びやすくしてくれています。

成美堂出版の回し者ではないのですが、本のタイトルで手に取るものが、たまたま成美堂出版の本で、うちには何冊もの成美堂さんがあります。

ずぼらの私には要点まとめとかかかれてしまうと、手に取ってしまいます(笑)

問題集や、過去問、やるときに、びしっとまとまってますし、オールカラーで、まあ、大きいですけど、その分見やすいので、参考書というか、図鑑みたいな感じですね。一冊あると便利です。
1~2年前の中古でも全然いいと思います。

今回はこのへんで、みなさんお疲れ様でした

介護福祉士 華珠, プロフィール

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これだけで自信がつく!【介護過程】と【高齢者の生活自立度判定基準】「かんたんまとめ」介護福祉士国家試験対策

介護過程 アセスメント

介護過程についてかんたんにご説明していきます。

介護過程の一番最初に行う、アセスメント。
アセスメントがしっかりできていると、その方らしさに寄り添うことができていきます。

アセスメントに時間を使うことはとても重要。
ですが、時間もあまり無い状況で、行うのも難しい。

だから、日々、その方を観察して記録して、常に考える。
私は、日々お手伝いさせていただいていることが、すでにアセスメントだと考えます。

モニタリングも同様。日々のかかわり、思考がとっても重要です。

この科目で、混乱しやすい「高齢者の生活自立度判定基準」について、このページだけで、自信をつけられるかと思います。
まずは、過去問題からやっていきましょう。

目次
介護福祉士国家試験 過去問題
 第28回 問題63より

介護過程とは
 アセスメントとは?
 モニタリングとは?
 チームアプローチとは?
 アウトリーチとは?
 インテークとは?
 
介護福祉士国家試験 過去問題
 第28回 問題63より再挑戦

介護福祉士国家試験 過去問題
 第27回 問題78より

障害高齢者の日常生活自立度判定基準
(寝たきり度)
 ランクJ~C
 状態
 自立の範囲
 キーワード

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準
 ランクⅠ~M
 状態
 キーワード

介護福祉士国家試験 過去問題
 第27回 問題78よりの再挑戦

問題の分解、整理

介護福祉士国家試験 過去問題
 再挑戦②

記事の最後に

介護福祉士国家試験    第28回 問題63より

「関連する情報の分析・統合を通じて、利用者の課題、ニーズ、強みを明らかにすること」を表す用語として適切なものを1つ選びなさい。


1 チームアプローチ

2 アセスメント

3 モニタリング

4 アウトリーチ

5 インテーク

解答…2

これくらいだと、簡単ですかね?アセスメント、モニタリングくらいだと、聞き覚えがあると思います。

他の用語は聞いたことあるなーくらいの方がおおいのではないかと思います。
というか、私はそうでした。

では、介護過程について簡単にまとめていきましょう。

介護過程とは?

介護過程 アセスメント モニタリング

介護過程とは、介護の目的を実現するための過程の事。
客観的科学的
思考と実践の過程。

では、問題選択肢の用語を簡単にご説明します。

アセスメントとは?(課題分析)

アセスメントとは、関連する情報の分析・統合を通じて、
利用者の課題や、ニーズ、強みを明らかにすること。

モニタリングとは?

モニタリングとは、 利用者の状況や支援の実施状況などを確認すること。
計画に沿った支援が実施されているかどうか評価をするため。

チームアプローチとは?

チームアプローチとは、複数の専門職がチームとなって連携して支援に当たる。
私の施設では、「多職種連携」という言葉のほうがなじみが深いです。

アウトリーチとは?

アウトリーチとは、援助者のほうから潜在的な利用者に出向き、相談や具体的な支援につなげる行動のこと。

利用者などが相談に来るのを待つだけではないということ。

インテークとは?

インテークとは、最初の面接の事。

介護福祉士国家試験      第28回 問題63よりの
再挑戦①

「関連する情報の分析・統合を通じて、利用者の課題、ニーズ、強みを明らかにすること」を表す用語として適切なものを1つ選びなさい。


1 チームアプローチ

2 アセスメント

3 モニタリング

4 アウトリーチ

5 インテーク

正解以外の用語も理解した上で、問題が解けたかなあと思います。

介護福祉士国家試験
第27回 問題78より

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。


1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

解答…4

この問題については二種類の判定基準を覚えておく必要があります。

障害高齢者の日常生活自立度判定基準(寝たきり度)

自立「J」→準寝たきり「A」→寝たきり「B・C]の順で覚えましょう。

ランク自立の範囲
生活自立「J」何らかの障害あり
日常生活はほぼ自立
KW:外出
準寝たきり「A」屋内:おおむね自立
外出:要介助
KW :準寝たきり
寝たきり「B」屋内でも要介助
ベッド上での生活が主体
座位は保てる
KW:車椅子移乗
寝たきり「C」一日中ベッドで過ごす
排泄、着替え、食事などは
要介助
KW:寝返り

KW:キーワード

細かく見たい方は厚生労働省HPをご確認ください。

まとめると

ランクJ「ほぼ」

ランクA「おおむね」

ランクB「ベッド上が主体」

ランクC「1日中ベッド」

と結びつけ
「ほぼ」→「おおむね」→「ベッド上が主体」→「1日中ベッド」の順だと
覚えやすいのではないでしょうか?

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準は大きく5つに分かれる。
ランクⅠ~ⅣとランクM

細かく見たい方は厚生労働省HPをご確認ください。

解説

ランクⅠ

何らかの認知症を有する。
日常生活は家庭内、社会的にほぼ自立。

KW:ほぼ自立

ランクⅡ

日常生活に支障を来たすような
症状、行動や意思疎通の
困難さが「多少」見られても
誰かが注意していれば自立できる。

KW: 困難さ多少

ランクⅢ

日常生活に支障を来たすような
症状・ 行動や意思疎通の
困難さが「ときどき」見られ
介護を必要とする。

KW:困難さときどき

ランクⅣ

日常生活に支障を来たすような
症状・ 行動や意思疎通の
困難さが「頻繁」に見られ
常に介護を必要とする。

KW:困難さ頻繁

ランクM

著しい精神症状(Mental symptoms)や
周辺症状あるいは
重篤な身体疾患が見られ
専門医療を必要とする。

KW:専門医療

まとめると

ランクⅠは  「自立」

ランクⅡ~Ⅳは「困難さ」

ランクⅡは  「多少」
ランクⅢは  「ときどき」
ランクⅣは  「頻繁」

ランクMは  「 Mental…」

と結びつけると
覚えやすいのではないでしょうか?

「困難さ」は
ランクの数字が大きくなるにつれ
「多少」→「ときどき」→「頻繁」の順に大きくなってく。

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過去問のとおり
「障害」高齢者の日常生活自立度判定基準と
「認知症」高齢者の日常生活自立度判定基準を
混ぜて、選択肢に入れてくるので、混乱します。

「障害」高齢者の日常生活自立度判定基準は寝たきり度を判定するので、外出できるか?とか
屋内での状態を表し

「認知症」高齢者の日常生活自立度判定基準の場合、 「日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さ…」と表記されているものが多い。

問題の分解・整理

こうして、選択肢を見たときに、「障害」「認知症」かで分けると、わかりやすくなります。

改めて、先ほどの過去問に挑戦しましょう。

介護福祉士国家試験
第27回 問題78よりの
再挑戦①

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。


1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

では、「障害」と「認知症」に分けていきましょう。

「認知症」

1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。

「障害」

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。
なので、「認知症」に分けたものから、ランクを付けていきましょう。

1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる
「ランクⅡ」

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。
「ランクM」

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。
「ランクⅢ」

ランクⅢの4番が正解だとわかりますね。

ちなみに「障害」のほうにランクを付けると

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。
「ランクB」

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。
「ランクJ」

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しつこいようですが、最後にもう一度チャレンジしていきましょう。

介護福祉士国家試験再挑戦 第28回 問題63より

「関連する情報の分析・統合を通じて、利用者の課題、ニーズ、強みを明らかにすること」を表す用語として適切なものを1つ選びなさい。


1 チームアプローチ

2 アセスメント

3 モニタリング

4 アウトリーチ

5 インテーク

介護福祉士国家試験 再挑戦② 第27回 問題78より 

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。


1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

記事の最後に

もう解けますよね?
解けませんでした?大丈夫、このページを繰り返し読めば、覚えられます。


自信がついたら、過去問題や、スキルアップテストに挑戦してみましょう!

おすすめ書籍紹介

法改正の部分は正直、独自に調べるのは難しい。
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ずぼらの私には要点まとめとかかかれてしまうと、手に取ってしまいます(笑)

問題集や、過去問、やるときに、びしっとまとまってますし、オールカラーで、まあ、大きいですけど、その分見やすいので、参考書というか、図鑑みたいな感じですね。一冊あると便利です。
1~2年前の中古でも全然いいと思います。

おつかれさまでした。

介護福祉士 華珠, プロフィール

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