だれもが【骨粗しょう症】を学ぶことができる時代なのに…… 高齢者に多い病気と日常生活での注意点 介護福祉士国家試験対策「かんたんまとめ」⑥

骨粗しょう症

「骨粗しょう症」についてかんたんにまとめました。

今はいつでもどんなことでも、すぐに調べて、学べるのに、なんとなくで知ってる風で過ごしてしまいがちです。

骨粗しょう症って言いにくいし噛んじゃうし、大体わかってればいいか…

かくいう私はそのひとりでした…なんとなくで知っていた方、あらためて、一緒に学びましょう。

知らない方、知りたい方にもわかりやすくまとめていますのご参考になればと思います。

目次

  • 骨粗しょう症とは?
  • 骨も新陳代謝してるって知ってました?
  • 骨粗しょう症のリスクと原因は?
  • 介護福祉士国家試験過去問題に挑戦
  • 骨粗しょう症の薬物療法
  • 骨粗しょう症の予防法は?
  • 介護福祉士国家試験過去問題に再挑戦
  • 記事の最後に(まとめ)

骨粗しょう症とは?

脆弱性骨折の*骨密度の測定によって診断されます。
高齢者の中でも、女性が多い。
骨折を伴う場合は特定疾病になります。

骨密度…骨の単位面積(cm2)当たりの骨塩量(g)

骨も新陳代謝してるって知ってました?

骨は骨形成されると同時に破骨細胞によって骨吸収され、常に新しく作り直されるという新陳代謝を繰り返しています。

通常は骨吸収と新たな骨形成のバランスが保たれています。

骨粗しょう症では、骨の形成よりも、骨破壊が上回ってしまっている状態で、骨がもろくなっています。

骨粗しょう症のリスクと原因は?

骨粗しょう症

リスク

骨がもろくなり、骨折しやすくなります。
骨折により、生活の質(QOL)が低下します。

  • できていたことができなくなる。
  • 行動範囲が狭まる。
  • 認知症の発症。
  • 認知症の進行。
  • 寝たきりによる*廃用症候群の危険性。

*廃用症候群…長期間にわたって安静状態を継続することにより、身体能力の大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす症状。

骨折しやすい箇所

おもに腰椎大腿骨骨頭の骨で、腰痛や寝たきりの原因ともなります。

介護が必要になる原因にもなりますし、骨折が直接の要因でなくても、死につながるケースは少なくないので、治るでしょ?と安易に考えてはいけないです。

原因

  • カルシウムやマグネシウムの不足
  • ビタミンがバランスとれていない
  • 運動不足
  • カルシウムの利用効率が悪い
  • *「エストロゲン」の激減

エストロゲン…女性ホルモンで、骨の形成を活発にする。

ここで一度、介護福祉士国家試験過去問題に挑戦してみましょう。

介護福祉士国家試験
過去問題に挑戦
第28回より

骨粗鬆症(osteoporosis)予防に必要なビタミンK(vitamin K)を多く含む食品として、最も適切なものを1つ選びなさい。


1 . 牛乳 

2 . 卵 

3 . 豚肉 

4 . にしん 

5 . 納豆

解答…5

骨粗しょう症の薬物療法

効果
*骨吸収を抑える女性ホルモン製剤
カルシトニン
ビスフォスフォネート
骨形成を助けるビタミンK2
吸収と形成の調整ビタミンD3
カルシウム

骨吸収…骨が壊れること

骨粗しょう症の予防法は?

食事や運動などの生活習慣改善で予防できます。

食事

骨粗しょう症 食事
翠苔さんによるイラストACからのイラスト 

骨の健康のためにはカルシウムが重要で

カルシウムの吸収を促進するビタミンD
骨へのカルシウムの取り込みを助けるビタミンK

など、様々な栄養素も必要。

また、 大豆に含まれるイソフラボンは、エストロゲンに似た働きをしてエストロゲンの減少を補います。

エネルギーと栄養素を過不足なく摂取することが大切です。

  • 規則正しく、1日3食でバランスのよい食事
  • 適量の牛乳、乳製品

ビタミンDを含む食べ物

魚介類
卵類
きのこ類

ビタミンKを含む食べ物

納豆に非常に多い。
緑黄色野菜(小松菜、ほうれん草など)

* 血液の抗凝固剤を飲んでいる人には、納豆を避けるように指導されます。

運動

骨粗しょう症 運動

物理的な過重負荷が大きい者ほど骨密度が高いといわれています。
予防するためには、ウォーキングやジョギングのような重力のかかる運動が効果的だと考えられます。

急激な負荷は身体への負担にもなります。
安全に行う為に、整形外科医や、理学療法士さんなど、専門家に相談してから運動するようにしましょう。

改めて、過去問に挑戦してみましょう。

介護福祉士国家試験
過去問題に再挑戦
第28回より

骨粗鬆症(osteoporosis)予防に必要なビタミンK(vitamin K)を多く含む食品として、最も適切なものを1つ選びなさい。


1 . 牛乳 

2 . 卵 

3 . 豚肉 

4 . にしん 

5 . 納豆

記事の最後に(まとめ)

考察

繰り返しますが、高齢者にとっての骨折は、生活の質を急激に落としてしまいます。
介護の原因にもなりますし、死につながる要因にもなりかねません。

しかし、「転ばないで」「危ない」とか、言われるほうは、ストレスでしかない。
言うほうも、ストレスになる。

ストレスが溜まれば、お互い口調も荒くなる可能性も考えられるし、ストレスはいいことない。

転んでしまうのは仕方がない。
だって、私たちも転ぶことありますでしょ?
だから、転んでしまっても、大怪我につながらないような対策をする。

転ばないように環境を、自然な形で整えてあげれば、必要以上の注意喚起はしなくていい。

みんながもっと自然な形で、安全に暮らせるように、考えて欲しいと思います。

【カイゴジョブアカデミー】

まとめ

  • 高齢者の中でも、女性が多い。
  • 骨の形成よりも、骨破壊が上回ってしまっている状態で、骨がもろくなっている。
  • 骨折しやすくなる。
  • 生活の質(QOL)の低下。
  • 腰痛や寝たきりの原因。
  • カルシウムやマグネシウムの不足。
  • ビタミンがバランスとれていない。
  • 運動不足。
  • カルシウムの利用効率が悪い。
  • 女性ホルモンの激減。
  • 生活習慣改善で予防できる。
  • ビタミンDの多い食べ物
    「魚介類、卵類、きのこ類」
  • ビタミンKの多い食べ物
    「納豆、緑黄色野菜」
  • 過重負荷が大きい者ほど骨密度が高い。
  • ウォーキングやジョギングのような重力のかかる運動が効果的。

参考ページ
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
e-ヘルスネット 骨粗しょう症

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「【肝炎】って酒飲んでる人の病気だろ?」思ってませんか?高齢者に多い病気と日常生活での注意点「かんたんまとめ」④

「肝炎とは」何か?
症状、原因、治療について「かんたん」にまとめていきます。

介護福祉士国家試験にも出題されることが在ります。
介護の現場でもよく聞きく「肝炎」ですが、一体どんなものなのでしょうか?
かんたんにまとめていきます。

目次

  • 肝炎って?
  • 介護福祉士国家試験過去問題に挑戦
  • 肝炎の原因は?
  • 肝炎の種類
  • 肝硬変とは?
  • 肝がんとは?
  • 肝炎の感染源・経路は?
  • 介護福祉士国家試験過去問題に再挑戦
  • 記事の最後に

肝炎って?

肝炎って?
sizumiさんによる無料イラストACからのイラスト 

肝炎とは、さまざまな原因で、肝臓の細胞が壊れ、働きが損なわれる病気です。

感染時期が明確でないことや自覚症状がないことが多く、適切な時期に治療を受ける機会がない。

本人が気づかないうちに肝硬変や肝がんへ移行する感染者が多く存在します。

厚生労働省
肝炎総合対策推進国民運動事業

介護福祉士国家試験過去問題に挑戦

介護福祉士国家試験
第26回 問題73より

肝疾患(liver disease)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 

1 . A型肝炎(hepatitis A)は、輸血後に発症することが多い。 

2 . B型肝炎(hepatitis B)は、慢性肝炎(chronic hepatitis)になることはない。 

3 . C型肝炎(hepatitis C)は、進行すると、肝硬変(liver cirrhosis)、肝がん(liver cancer)へと病態が変化していくことが多い。 

4 . E型肝炎(hepatitis E)は、日本国内のウイルス肝炎(viral hepatitis)の大部分を占める。 

5 . アルコール性肝障害(alcoholic liver injury)は、肝硬変(liver cirrhosis)に進行することはない。

解答…3

肝炎の原因は?

肝炎は「お酒を飲んでる人病気だろ」と思ってる方は、まだ多いのではないかと思いますが
原因としてはアルコールや、薬だけではありません。

感染で一番多いのは「ウイルス」です。
肝細胞に感染するウイルスを「肝炎ウイルス」と呼びます。

肝炎の種類

肝炎種類
上田 ひろこさんによる無料イラストACからのイラスト

急性肝炎

肝炎ウイルスの感染が原因でおきる。
急性の肝機能障害を起こす。
A型、B型、C型、D型、E型がある。

症状

黄疸、食欲不振、嘔気嘔吐、全身倦怠感、 発熱

傾向・原因治療
高齢者には少ない
主な原因:A型、B型
安静
黄疸があれば入院

慢性肝炎

傾向・原因治療
年齢とともに増加
主な原因:C型、B型
注射、内服薬で
肝炎を抑え
経過観察をしていく

B型慢性肝炎

出産時や、乳幼児期に感染すると持続感染に移行します。
生後数年~十数年間は肝炎の発症はない。
一般に10~30才代に一過性に強い肝炎を起こし、 多くの場合肝炎はおさまっていきます

C型肝炎

C型肝炎もほとんどの場合、自覚症状なし。
自覚症状がないまま肝硬変に進行
自覚症状があっても、何となく体がだるいとか、疲れやすいとか、食欲がわかないといった症状になる。

肝硬変とは?

肝硬変
三原いろはさんによるイラストACからのイラスト 

B型やC型肝炎ウイルス感染、アルコール、非アルコール性脂肪性肝炎などによって肝臓に炎症が生じ炎症を修復するときに 肝臓全体が硬くなる。

症状

肝性脳症や黄疸、こむらがえりなど

傾向・原因治療
肝炎からの進行
アルコール
非アルコール性
肝がんの合併に注意
肝不全の予防
肝がんの治療

肝がんとは?

mikenopop-designさんによる無料イラストACからのイラスト 

以前はB型・C型肝炎ウイルス感染が原因で生じる肝細胞がんが90%を占めていましたが、今では、メタボリックシンドロームを背景とした非ウイルス性肝細胞がんが増加しています。

肝炎の感染源・経路は?

肝炎ウイルス感染源・経路
A、E型経口感染
水、食物
B、C、D型血液媒介感染
血液、体液
出産時、注射針、性交渉、刺青

以上を踏まえて、改めて、過去問題に挑戦してみましょう。

介護福祉士国家試験過去問題に再挑戦

介護福祉士国家試験
第26回 問題73より

肝疾患(liver disease)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 

1 . A型肝炎(hepatitis A)は、輸血後に発症することが多い。 

2 . B型肝炎(hepatitis B)は、慢性肝炎(chronic hepatitis)になることはない。 

3 . C型肝炎(hepatitis C)は、進行すると、肝硬変(liver cirrhosis)、肝がん(liver cancer)へと病態が変化していくことが多い。 

4 . E型肝炎(hepatitis E)は、日本国内のウイルス肝炎(viral hepatitis)の大部分を占める。 

5 . アルコール性肝障害(alcoholic liver injury)は、肝硬変(liver cirrhosis)に進行することはない。

記事の最後に(まとめ)

肝炎とは、自覚症状がなく、気付かないうちに肝硬変や肝がんに移行していきます。

急性のものであれば、嘔吐や、めまい、発熱、、黄疸などのはっきりした症状が出ますが、自覚症状があっても、なんとなくだるかったりや、食欲がないなあくらいの程度。

健康診断など、定期的な検診が重要です。

感染で一番多いのは「ウイルス」。
急性のものは、A~E型。
慢性のものは、B、C型。
アルコール性肝炎や、非アルコール性のものもあります。

いずれも、肝炎が進行すると、肝硬変、肝がんになってしまいます。

肝がんの主な原因はB、C型肝炎ですが
メタボリックシンドロームによるものも増加している。

感染経路は
A・E型が経口感染で水や食物。
B・C・D型は血液媒介感染で血液や体液。

これだけおさえておけば、肝炎に関していえば、介護福祉士国家試験では大丈夫かと思いますが、改めて分析して、追記があれば、またご報告します。

おまけに

参加型プログラム 誰でも簡単にできる肝炎体操

をご紹介します。

筋肉の萎縮は、肝炎患者さんの寿命に関わる重要な病態と考えられています。毎日の生活に運動習慣を取り入れて筋肉の委縮を予防することは、肝炎患者さんの健康寿命をのばす効果が期待されています。

ご入居者様の中には、肝炎を患っていらっしゃる方がいるかと思います。
「肝炎だから出血してたらうつる…」とかいう方がいたりします。気にしすぎて、大騒ぎする人。

気をつける必要はありますが、必要以上に大騒ぎする人…私は、やわらかく言うと苦手です。

どんな病気に対してもそうですが
正しい知識と理解をもって、偏見をなくす必要があります。

介護士だからとかはもちろん関係なく。

介護士としての役割は、正しい知識を広め、たくさんの方に理解してもらい、偏見をなくすことだと考えます。

偏見の事だけでなく、肝炎の特徴である
「気付きにくい」という点。
繰り返しますけど、「健診面倒だな」ではなく、定期的に受けてください。

自分の為にも、家族や、大事な人の為にも。

さらに知識を深めたい方は、私が参考にしたページを読んでいただければと思います。

参考ページ
厚生労働省HP
「肝炎総合対策の推進」
「知って、肝炎」
肝炎情報センターHP
高齢者施設における肝炎対策のガイドライン

これだけで自信がつく!【介護過程】と【高齢者の生活自立度判定基準】「かんたんまとめ」介護福祉士国家試験対策

介護過程 アセスメント

介護過程についてかんたんにご説明していきます。

介護過程の一番最初に行う、アセスメント。
アセスメントがしっかりできていると、その方らしさに寄り添うことができていきます。

アセスメントに時間を使うことはとても重要。
ですが、時間もあまり無い状況で、行うのも難しい。

だから、日々、その方を観察して記録して、常に考える。
私は、日々お手伝いさせていただいていることが、すでにアセスメントだと考えます。

モニタリングも同様。日々のかかわり、思考がとっても重要です。

この科目で、混乱しやすい「高齢者の生活自立度判定基準」について、このページだけで、自信をつけられるかと思います。
まずは、過去問題からやっていきましょう。

目次
介護福祉士国家試験 過去問題
 第28回 問題63より

介護過程とは
 アセスメントとは?
 モニタリングとは?
 チームアプローチとは?
 アウトリーチとは?
 インテークとは?
 
介護福祉士国家試験 過去問題
 第28回 問題63より再挑戦

介護福祉士国家試験 過去問題
 第27回 問題78より

障害高齢者の日常生活自立度判定基準
(寝たきり度)
 ランクJ~C
 状態
 自立の範囲
 キーワード

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準
 ランクⅠ~M
 状態
 キーワード

介護福祉士国家試験 過去問題
 第27回 問題78よりの再挑戦

問題の分解、整理

介護福祉士国家試験 過去問題
 再挑戦②

記事の最後に

介護福祉士国家試験    第28回 問題63より

「関連する情報の分析・統合を通じて、利用者の課題、ニーズ、強みを明らかにすること」を表す用語として適切なものを1つ選びなさい。


1 チームアプローチ

2 アセスメント

3 モニタリング

4 アウトリーチ

5 インテーク

解答…2

これくらいだと、簡単ですかね?アセスメント、モニタリングくらいだと、聞き覚えがあると思います。

他の用語は聞いたことあるなーくらいの方がおおいのではないかと思います。
というか、私はそうでした。

では、介護過程について簡単にまとめていきましょう。

介護過程とは?

介護過程 アセスメント モニタリング

介護過程とは、介護の目的を実現するための過程の事。
客観的科学的
思考と実践の過程。

では、問題選択肢の用語を簡単にご説明します。

アセスメントとは?(課題分析)

アセスメントとは、関連する情報の分析・統合を通じて、
利用者の課題や、ニーズ、強みを明らかにすること。

モニタリングとは?

モニタリングとは、 利用者の状況や支援の実施状況などを確認すること。
計画に沿った支援が実施されているかどうか評価をするため。

チームアプローチとは?

チームアプローチとは、複数の専門職がチームとなって連携して支援に当たる。
私の施設では、「多職種連携」という言葉のほうがなじみが深いです。

アウトリーチとは?

アウトリーチとは、援助者のほうから潜在的な利用者に出向き、相談や具体的な支援につなげる行動のこと。

利用者などが相談に来るのを待つだけではないということ。

インテークとは?

インテークとは、最初の面接の事。

介護福祉士国家試験      第28回 問題63よりの
再挑戦①

「関連する情報の分析・統合を通じて、利用者の課題、ニーズ、強みを明らかにすること」を表す用語として適切なものを1つ選びなさい。


1 チームアプローチ

2 アセスメント

3 モニタリング

4 アウトリーチ

5 インテーク

正解以外の用語も理解した上で、問題が解けたかなあと思います。

介護福祉士国家試験
第27回 問題78より

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。


1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

解答…4

この問題については二種類の判定基準を覚えておく必要があります。

障害高齢者の日常生活自立度判定基準(寝たきり度)

自立「J」→準寝たきり「A」→寝たきり「B・C]の順で覚えましょう。

ランク自立の範囲
生活自立「J」何らかの障害あり
日常生活はほぼ自立
KW:外出
準寝たきり「A」屋内:おおむね自立
外出:要介助
KW :準寝たきり
寝たきり「B」屋内でも要介助
ベッド上での生活が主体
座位は保てる
KW:車椅子移乗
寝たきり「C」一日中ベッドで過ごす
排泄、着替え、食事などは
要介助
KW:寝返り

KW:キーワード

細かく見たい方は厚生労働省HPをご確認ください。

まとめると

ランクJ「ほぼ」

ランクA「おおむね」

ランクB「ベッド上が主体」

ランクC「1日中ベッド」

と結びつけ
「ほぼ」→「おおむね」→「ベッド上が主体」→「1日中ベッド」の順だと
覚えやすいのではないでしょうか?

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準は大きく5つに分かれる。
ランクⅠ~ⅣとランクM

細かく見たい方は厚生労働省HPをご確認ください。

解説

ランクⅠ

何らかの認知症を有する。
日常生活は家庭内、社会的にほぼ自立。

KW:ほぼ自立

ランクⅡ

日常生活に支障を来たすような
症状、行動や意思疎通の
困難さが「多少」見られても
誰かが注意していれば自立できる。

KW: 困難さ多少

ランクⅢ

日常生活に支障を来たすような
症状・ 行動や意思疎通の
困難さが「ときどき」見られ
介護を必要とする。

KW:困難さときどき

ランクⅣ

日常生活に支障を来たすような
症状・ 行動や意思疎通の
困難さが「頻繁」に見られ
常に介護を必要とする。

KW:困難さ頻繁

ランクM

著しい精神症状(Mental symptoms)や
周辺症状あるいは
重篤な身体疾患が見られ
専門医療を必要とする。

KW:専門医療

まとめると

ランクⅠは  「自立」

ランクⅡ~Ⅳは「困難さ」

ランクⅡは  「多少」
ランクⅢは  「ときどき」
ランクⅣは  「頻繁」

ランクMは  「 Mental…」

と結びつけると
覚えやすいのではないでしょうか?

「困難さ」は
ランクの数字が大きくなるにつれ
「多少」→「ときどき」→「頻繁」の順に大きくなってく。

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過去問のとおり
「障害」高齢者の日常生活自立度判定基準と
「認知症」高齢者の日常生活自立度判定基準を
混ぜて、選択肢に入れてくるので、混乱します。

「障害」高齢者の日常生活自立度判定基準は寝たきり度を判定するので、外出できるか?とか
屋内での状態を表し

「認知症」高齢者の日常生活自立度判定基準の場合、 「日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さ…」と表記されているものが多い。

問題の分解・整理

こうして、選択肢を見たときに、「障害」「認知症」かで分けると、わかりやすくなります。

改めて、先ほどの過去問に挑戦しましょう。

介護福祉士国家試験
第27回 問題78よりの
再挑戦①

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。


1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

では、「障害」と「認知症」に分けていきましょう。

「認知症」

1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。

「障害」

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。
なので、「認知症」に分けたものから、ランクを付けていきましょう。

1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる
「ランクⅡ」

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。
「ランクM」

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。
「ランクⅢ」

ランクⅢの4番が正解だとわかりますね。

ちなみに「障害」のほうにランクを付けると

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。
「ランクB」

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。
「ランクJ」

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しつこいようですが、最後にもう一度チャレンジしていきましょう。

介護福祉士国家試験再挑戦 第28回 問題63より

「関連する情報の分析・統合を通じて、利用者の課題、ニーズ、強みを明らかにすること」を表す用語として適切なものを1つ選びなさい。


1 チームアプローチ

2 アセスメント

3 モニタリング

4 アウトリーチ

5 インテーク

介護福祉士国家試験 再挑戦② 第27回 問題78より 

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。


1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

記事の最後に

もう解けますよね?
解けませんでした?大丈夫、このページを繰り返し読めば、覚えられます。


自信がついたら、過去問題や、スキルアップテストに挑戦してみましょう!

おすすめ書籍紹介

法改正の部分は正直、独自に調べるのは難しい。
解りやすく、学びやすくしてくれています。

成美堂出版の回し者ではないのですが、本のタイトルで手に取るものが、たまたま成美堂出版の本で、うちには何冊もの成美堂さんがあります。

ずぼらの私には要点まとめとかかかれてしまうと、手に取ってしまいます(笑)

問題集や、過去問、やるときに、びしっとまとまってますし、オールカラーで、まあ、大きいですけど、その分見やすいので、参考書というか、図鑑みたいな感じですね。一冊あると便利です。
1~2年前の中古でも全然いいと思います。

おつかれさまでした。

介護福祉士 華珠, プロフィール

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